トヨタ 30プリウス ハイブリッドバッテリー リビルド
トヨタ 30プリウス ハイブリットバッテリー
コアで戻ってきたハイブリッドバッテリーをチェックしました。
車種：30プリウス 後期
品番：G9510-76010
まずは外観や状態のチェックから始めます。
トラブルの中で以外と多いのが、ハイブリッドバッテリーの端子部分の汚れによる
通電効率の低下です。
長らく使用していると各電極端子の結合部分にあるネジ（画像１、画像２）や、端子接続版の酸化によりがっちりとした汚れが付着します。
接続ネジを外して接続版を見てみると（画像３）ハイブリッドバッテリー端子に接続される部分が
真っ黒に汚れています。
裏を見てみると同様に真っ黒です(画像４)
ヤスリで擦っても落ちないレベルです。
ハイブリッドバッテリーは各セルのプラスとマイナスをそれぞれ接続し直流電源としていますが、
この汚れにより1つのセルで0.5V程度電圧が下がる場合があります。
汚れによる電圧低下が各セルで起きると全体的な電圧が数ボルト低下して、エラー表示と
なるケースもあります。
弊社のハイブリッドバッテリーは通電効率を損なわない様、すべての接続端子版を交換しております（画像５，画像６）
ハイブリッドバッテリー本体は良好な状態だったため、デルタピーク値を普通レベルにセットし、
アナライズ値も普通レベルにセット、充電電圧を気持ち低めにしてじっくり充電する様にしました。
充電途中で充電状況を診断すると、綺麗に均等化されてましたのでクーリングさせた後、
充電を再開。
充電完了後、ハイブリッドバッテリーの各セル状態を診断し良好なバッテリーとなりました。
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